ホストクラブの依存させる仕組みを知る

ホストクラブの依存させる仕組みを知る ホスト通いをやめる

なにかの拍子にホストクラブに行ってしまい依存になっている、なりかけている場合、まずはホスト依存の仕組みを知り、ホスト依存がどういった状況なのか知ることが大切に思います。

そして、自分の行動を客観視することで、自分が陥っている状況が見えてきます。

ホストは依存症を作る仕組みがある

ホストクラブは長年の営業経験をもとに、人間(女性)心理面にアプローチして、依存させる仕組みがあります
具体的なテクニックは「ホスト 依存させる」などで検索すると、たくさん出てきます。おそらく心当たりがあるのではないでしょうか。

お金を使ってもらうように誘導してくるのです。街の看板でも「年間売上●千万円」や「年間●億円達成」など見かけます。仮に1億円だとすると、年300日勤務で毎日34万円売り上げていることになります。

通常ではこんなに売り上げになることは考えにくいですが、依存状態になると、お金に歯止めが利かなくなるのでしょう。

ホストとお客さんの関係性

ホストとの関係は一般の関係とは異なり、高額な代金が必要です。私はお金がないし、多くのお金を使わないと考えていても、ホストが仕事として成り立たなくなるため、機嫌が悪くなるか無視してくるようになります。

そこで関係を中止するか、関係を保つかの二択になります。前者を選ぶと、無視する相手と一緒にいてもしかたないので、関係が終了します。後者を選ぶと、ホストの機嫌を取る側に回るようになり、毎回、料金を支払うことになりますホストとお客さんは、お金でつながっているのです

ホストとつかず離れずの関係が続く

ホスト依存になるのは、色恋の関係性になるらしいのですが、ホストとの関係をいくら続けていたとしても、つかず離れずの関係が続くのみです(それは承知だと思いますが)。売れているホストほど、たくさんのお客さんがいるし、どこまで行っても「ホストと客」の関係が続いていきます。

ホストはその関係を続けるために、自分は立場が上であり、常に追いかけても手に入らない存在でいるようです。そのためホストと対等になることはなく、その関係性はどこまで行ってもキリがないようです。

お金が払い続けることで、ようやく現状維持しかできないのです。ホストと関係を続けて最終的に「めでたし、めでたし」とはならないでしょう。ホスト絡みの事件が多いのはこのためだと思います。

自分以外の女性と同時進行

売れているホストは、複数のお客さんを抱えています。現在売れていないホストも、複数のお客を抱えようとします。ホスト(担当)を指名するようになると1対1の関係になりますが、ホスト側からすると1対複数であり、常に複数の女性との同時進行していると考えられます

ホスト側からすると、たくさん相手がいれば、その中の一人が抜けても平気でいられるから、強気に出やすいかもしれません。

さらに女性同士をライバル化させて独占欲を刺激すると、代金が高額になると聞きます。よかれと思って高額なシャンパンを入れても、その場は関係性がよくなる錯覚があるだけで、その後エスカレートしていきます。

先ほどの年間1億円の例でいうと、年間50人が200万円ずつ使っている計算になります。

まとめ

ホストクラブはお客を依存させるようにして、お金を使わせるシステムがあり、その中に入ってしまうと、どうしても流されてしまう傾向にあるのです。

ホストとの関係は女性側からすると、1対1でも、ホスト側からすると1対複数の状態です。しかも高額な料金が発生しています。分かっていても、ホスト(担当)との関係にのめり込むと、どうしても客観的な判断が難しくなるでしょう。

高額なお金を支払っていることや、その関係性に違和感があるなら、ホスト通いを止めることを考えてください。詳しくは、次の「ホスト通いを正当化する心理」をご覧ください。