ホスト通いは親への当てつけか

ホスト通いは親への当てつけか コラム

ホスト通いで苦しんでいる人のニュースを見るたびに、「一度ハマると抜け出しにくいだろう…」という思いと、「あえてホスト通いをして自分を苦しめているのかも?」という思いが浮かんできます。

ホスト通いをする理由は、一人ひとり異なるため一括りにできません。その中で、“親への当てつけ”からホスト通いをする人がいるように思います。

親の育て方が間違っていたことの証明

ホスト通いをする原因として、家庭内の不和が見受けられます。家庭環境がよくなくて親の愛情が不足していていると、何らかの非行になるやすいでしょう。ホスト通いも非行の一種であり、親への反発が含まれるのではないでしょうか。

ホスト通いをして、自分が不幸になることで「ほら、あなたの育て方は間違っていたでしょう」と証明することができます
仮に、まっすぐにすくすく成長してしまうと、親の育て方が正しかったことになってしまいます。それは嫌であり、犠牲を払ってでも阻止しなければなりません。

そうして、ホスト通い(+風俗嬢)になって、その姿を親に見せることで育て方の間違いや愛情不足を知らしめれるのです。一種の復讐といえるでしょう。

多くの場合、親は悲しみます。子どもの育て方がいけなかった、愛情不足だったのではないかと自分を責めるでしょう。そうして自分の味わった同等の苦しみを味わい、悔い改めている姿が見れると復讐は充分となるでしょう。
しかし、親が悲しまずに突き放す場合もあるでしょうけど…。

ホスト通いの副作用が残る

そうした行動をして、親への当てつけが上手く行った場合も、突き放されて場合も(関係が壊れるのも、必要のない関係だと明確になるから、それはそれでいいでしょう)、ホスト通いの副作用を味わうのは自分自身です。

ホスト通いはアホらしいと分かっていても、深みにハマればハマるだけ抜け出すのも苦しみが生じるからです

親子関係がもつれる苦しみは仕方ないとしても、親への当てつけや復讐心からホスト通いをすると、新たに自分が苦しんでしまうのです。その苦しみは余分なのです。しかも放っておくと、苦しみが苦しみを生む負のループになりかねません。親との関係を再定義することで、苦しみのループを止めることができます。

親との関係を再定義

親子関係がもつれていると、そこから余計な苦しみが生じることがあります。親と適度な距離を置いて、自分の人生を歩もうとすると、余計な苦しみに巻き込まれなくなります。

親への当てつけや復讐心は「親と距離を置く」、場合によって「親と関係なく生きる」ことで、精神的な自立に向かえるのです。親は親であり、親と自分は別の存在として、自分が幸せの方向に向かってもいいでしょう。

ホスト通いの根本が親との関係のもつれにある場合は、親との関係を再定義を試みてください。